第21回 公共放送のあり方と役割~過去・現在・未来~

以下のとおり第 21 回日韓国際シンポジウムを開催いたします。会員の皆様の参加を期待し ます。なお、報告を希望される方は、下記の要領にしたがってお申し込みください。

1)日 程 :2015年8月22日(土)

2)場 所 :韓国 済州島 済州大学

3)テーマ :「公共放送のあり方と役割~過去・現在・未来」

4)趣 旨

日本と韓国では公共放送に対する懸念と批判の声が相次いでいる。公共放送のガバナン ス、政治的な独立性、制作現場における自律性、視聴者市民との関係、経営財源(受信料制 度など)、番組内容や編成における公共性などその争点は多岐にわたっている。それぞれ争 点の内容や属性、本質や原因などを的確に把握し改善の糸口を模索するためには、公共放 送のあり方や役割はいかなるものであるかに関する理解から出発せねばならないと考えられる。
日韓両国の置かれている特殊性や社会的・歴史的な脈絡の相違にも関わらず、公共放送 のあり方や役割を貫通する普遍性を改めて導き出し、公共放送の未来に向けた方向性の提 案などを期待する。

【共同研究セッション】(午前中) 日韓共同研究の経緯を含め、中間報告を行う。
(1) ドラマ・マンガにおける「食」表象に見る日韓社会
(2) 両国間の懸案とメディア 研究チーム/具体的テーマの選定は協議中

【第Iセッション】公共放送のあり方や役割に関する報告

【第IIセッション】現時点における主な争点に対する報告

【第IIIセッション】総合討論

公共放送に関する現在の争点については、日本と韓国の現状を踏まえつつ、それぞれ の研究者が 1~2 の争点を自由に選び出し報告してもらう。日韓両国の研究者に報告してもらう争点が異なるとしても、それぞれの報告内容を両国の研究者が共有した上で討論する ことで、より多くの争点に関する議論ができる場を提供する。争点の例としては、公共放 送のカバナンス、政治的な独立性、制作現場における自律性、視聴者市民との関係、受信 料制度などの経営財源、番組や編成の公共性など。
全体を通して、両国が政治レベル、レベルで共生・共感できる形を模索する機会とした い。

5)報告者 2 名の募集

報告を希望される方は報告タイトルと要旨 400 字程度を国際担当理事・鈴木雄雅まで電子メールでお送りください。Email: HAF00025@nifty.ne.jp 締切日 5 月 27 日(水)
なお、報告を申し込まれる方は、申込締め切り日までに 2015 年度分までの会費を納入くださいますようお願いいたします。また、採否については 6 月上旬までにご連絡しますので、 報告者に内定した方には 7 月 18 日(土)までに報告原稿(日本語、A4 用紙 8 枚程度)を提出い ただきます。

(2015 年度日韓国際シンポジウム実行委員会)