▪️主 催:音楽/テクノロジー/メディア研究会
▪️開 催 日:2026年8月29日
▪️開 始 時 刻:13:00-16:00
▪️開 催 形 式:ハイフレックス開催
▪️開 催 会 場:京都女子大学 E校舎 E-104
※会場参加は先着30名程度
▪️登 壇 者:報告1:吉光 正絵(長崎県立大学)
報告2:吉川 昌孝(京都精華大学)
報告3:中尾 莞爾(武蔵大学大学院)
▪️討 論 者:田中 洋美(明治大学)
▪️司 会 者: 日高 良祐(京都女子大学)
▪️企 画 趣 旨:
本研究会では、プラットフォーム環境における音楽コンテンツの拡散や循環につ
いて、アーティスト、キュレーション、ファンダムの能動的・戦略的な行動や共
創、抵抗の実態を明らかにする。
プラットフォーム時代の音楽環境
2000年代半ば以降、SNSや動画共有サイトの普及に伴い、ファンダムはプラット
フォームを活用することで国境や時空を越えたグローバルなネットワークとして形
成されてきた。現在では、各プラットフォームのアルゴリズムや推薦システムが文
化の可視性を再編成し、音楽の流行や消費のあり方、さらにはアーティスト自身の
表現や活動戦略にも大きな影響を与えている。今日のヒットやトレンドは、プラッ
トフォームの仕様に応答するアーティストの工夫、Spotify等の公式キュレーショ
ン、TikTok等のアルゴリズム推薦、そしてファンダムによる拡散活動など多様なア
クターの実践が多層的に重なり合うことで構築されている。
プラットフォームとアーティスト(報告:吉川 昌孝)
本報告では、シンガーソングライター・大森靖子の事例を取り上げる。大森は、
プラットフォームを作品の宣伝媒体にとどめず、ファンや仲介者の実践を観察し、
それに応答しながら自らの作品と活動を継続的に更新してきた。Twitterが既存ファ
ンとの濃密な関係を形成する「交感のプラットフォーム」であったとすれば、TikTo
kは過去の作品を従来の文脈から切り離し新しい世代へと再接続する「再文脈化のプ
ラットフォーム」として機能した。また、本報告ではこの事例を通じ、プラットフ
ォーム時代にアーティストの活動基盤がいかに再編成されるのかも考察する。
プラットフォームとキュレーション(報告:中尾 莞爾)
2026年現在、プラットフォームが特定の音楽をキュレートする、音楽推薦システ
ム(MRS)を介して、我々はあらゆる新しい音楽に触れることができる。本報告で
は、TikTok JapanとSpotifyのキュレートプロジェクト「Buzz Tracker」を事例とし
て取り上げ、現代のヒットがどのように生み出されているのか、そして現代の「流
通」が音楽とアーティストに与える影響を「匿名化」と「物象化」概念を用いて考
察したい。
プラットフォームとファンダム(報告:吉光 正絵)
K-POPファンダムは、韓国発の会員制プラットフォームや、X(旧Twitter)、Inst
agram、TikTok等のグローバルな公開型プラットフォームを複合的に利用すること
で発展してきた。近年では、芸能プロダクションが運営するファンダム特化型プラ
ットフォームや、少人数で親密な交流を行う閉域型プラットフォームの利用も拡大
しており、公開型SNSから閉域型・少人数型プラットフォームへの移行や回帰とい
う動向も見られる。本報告では、K-POPファンダムの実践事例を通して、ファンダ
ムがプラットフォームをいかに受容・活用し、固有の文化を構築してきたのかを考
察する。
▪️ 参加申込〆切: 2026年8月28日
▪️ 参加申し込み方法
https://forms.cloud.microsoft/r/vKBCM0ZYHB