⽇本メディア学会は、メディア 、ジャーナリズム、コミュニケーション等に関する研究、調査ならびにその研究者や実務者相互の協力を促進すること、併せて国内外の諸学会や市民活動との連携を図り、日本および世界の文化と学術の向上に貢献することを目的としています。
この目的を追求するためには「日本メディア学会研究倫理綱領」に謳われた社会的責任と倫理を十分に認識して活動する必要があり、ダイバーシティの確保はそのための重要な条件となります。
日本メディア学会は、ダイバーシティのある知的共同体であり、会員の人権とダイバーシティを尊重し、ダイバーシティを阻害するいかなる種類のハラスメント行為も許さないことを、ここに宣言します。
1.日本メディア学会は、すべての会員が、国籍、年齢、性別、性的指向・性⾃認、⼈種、障がい、⺠族的背景、思想、宗教、社会経済的背景、教育的背景などによって差別されないことを目指します。
2.日本メディア学会は、会員の多様な視点や立場が学会の運営および活動に反映されるように努め、会員がさまざまな属性や背景を理由に不当に排除されることなく参加の機会を得ることを保障します。
3.日本メディア学会は、学会内のあらゆる活動において、以上のようなダイバーシティを阻害するセクシャル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメント、レイシャル・ハラスメントなど、いかなる種類のハラスメント⾏為も許しません。
4.⽇本メディア学会は、メディア、ジャーナリズムおよびコミュニケーション研究などの観点から、ダイバーシティもしくはハラスメントに関する研究発表、教育活動、論文執筆等の成果を積極的に公表し、広く社会に還元することを推奨します。
5.日本メディア学会の活動および会員に関わるハラスメント等が生じた場合には、「日本メディア学会のハラスメント対応」にしたがって厳正に対応します。
付記
「日本メディア学会ダイバーシティ宣言」の作成にあたっては、「日本メディア学会研究倫理綱領」「日本メディア学会ダイバーシティ・ワーキンググループ報告書(2024年)」「オンライン研究会アンケート結果(2020年)」「2018年度若⼿ワーキング・グループ学会改⾰に関するまとめ⽂書(2019年)」、および日本学術会議の下記の提言に準拠した。また、表象文化論学会および東京大学の関連する宣言等を参考にした。
参考情報
・日本学術会議 大学・研究機関における男女共同参画推進と研究環境改善に向けた提言
English version is in preparation.