2020年オンライン研究発表会・会員懇談会
参加者アンケート結果 2020 Spring Online Conference - Comments from the Participants

2020年6月13日(土)に開催されたオンライン研究発表会および学会名称に関する懇談会において、参加いただいた会員に実施したアンケートの結果を公開いたします。(当日の様子はこちら

  • 回答期間: 2020年6月13日(土)〜6月22日(月)
  • 回答者数: 70
  • 収集方法: 参加会員へメールで依頼し、Google Formsにて収集

今回の試行的オンライン発表会等、および今後の大会等のあり方についてご感想、ご意見を自由にお書きください。

44件の回答
(原文のままで全文掲載・順不同)

  • 今回のオンライン発表会はコロナ禍のためという消極的理由で実施されたものでしたが、むしろ積極的な意味もあったのではないでしょうか。大学のオンライン授業でも感じることでずが、対面ではないことで緩やかで自由な雰囲気が可能になっているように思います。もちろん対面であることも意味もありますが、オンラインの方が研究会の開催なども容易になると思います。大会の開催には多大な労力がかかりますので、今までのように年2回ではなく、ほかの多くの学会のように年1回でもいいと思います。その分研究会(若手を中心に)を開催したらいかがでしょう。
  • オンラインのお世話をくださり、ありがとうございました。スムーズな運営で、トラブルもなく、ご苦労さまでした。オンライン発表会は発言者・質問者。役員の方々の御表情までわかり、より理解できたり、親しみを感じたり、とてもポジティブです。地方の研究者には、移動の時間やホテル・交通機関の予約など煩わしいことも減り、大歓迎です。最近は近くで開催されるときしか参加できなかったので、感謝申し上げます。開催校のお手間や経費も節減できると思います。年2回のうち、1回はオンラインでも。あるいは、隔年でも。ただ自分自身はオンライン授業作成徹夜明けで顔(と脳)に問題があり、ビデオオンにすることに躊躇がありました。水越先生の最後のご報告に驚きました。御恩のあるこの学会には、寄付まではできなくても、もし終身会員制度などあれば、早くその費用をお納めして、学会会計をささやかなりともお支えできたら、と思います(そのくらいしか、貢献できる手段が思いつかない)。私の研究自体がマスコミュニケーション研究なのかなといつも違和感と居心地の悪さを覚えつつ、歴代理事会のみなさまのおおらかなご配慮で発表させていただいていたように思うため、名称については強い主張はありませんが、昨今開設される新学部などを観察する限り、「マス」がつくものがないことも気にはなっていました。
  • オンライン発表会は、物理的に参加できないが、研究発表を聴きたい場合は大変便利な方法だと思いました。ただ、学会はやはりその場で他の研究者と知り合ったり、コミュニケーションができるという利点があるので、すべてオンラインにすべきとは思いません。上記の回答で、今後の大会はハイブリッド式が望ましいという選択肢を選びましたが、毎年2回の大会運営が開催大学の会員にとってかなりの負担であれば、現地開催とオンラインを年に一回ずつという選択肢もあると思いました。
  • 日本マスコミュニケーション学会は他学会とは異なり、なぜか春と秋と2回も研究発表会があり、企画者も参加者も負担が大きい。また費用もかさむ。この機会に、春は現地開催、秋はオンラインで個人・共同発表のみにするというのはどうかと思います。
  • 年二回の開催を維持する場合、一回はオンライン開催でよいと思います。
  • zoomでの学会開催はとてもよかったと思います。遠隔地の方が参加しやすく、また若手・院生も(通常の学会より)総じて意見を出しやすかったように思います。参加旅費が生じないということも、広義の若手支援において重要だと思いました。ただ、(とくに院生・若手研究者が)いろんな研究者に声をかけて面識を得たり、学会発表以外の時間にコミュニケーションをとることはやや難しいようにも思いました(懇親会の重要性も逆に浮かび上がったようにも思います)。これらを考えますと、個人的には春季大会(2日間開催)を通常形式で行い(1年ごとに首都圏かそれ以外かでローテーション)、秋季大会(1日間開催)はオンラインというのでもよいのではないかと思いました。
  • もともとは非常手段としてのオンライン開催だったが、予想以上によかったと思います。遠隔地の人が気軽に参加できる点、発表内容を広い講堂や教室以上にしっかり聞ける点、ともすれば年長の男性が中心になりがちな状況が画面の中で相対化される点など、よいことがたくさんあることがわかりました。
    とはいえ、気軽に人に話しかけたり、休憩時間におしゃべりをしている間に新たな発想が出てきたり、懇親会や二次会で人のつながりが出来たりといったことは、オンラインではむずかしいこともまた確かです。オンラインを積極的に取り入れつつ、対面とハイブリッドで進めることがよいと思いました。そのことは、財政状況の危機を救う1つの手段ともなると思います。最後に、オンラインという新たなメディアの活用が、新たな発表形式を生み出す可能性に期待したいです。
  • 研究発表はリアルと全く遜色なく良かったと思います。もちろんライブで会員の繋がりが生まれることにも意味もあると思いますので、ハイブリッドが今後は望ましいと思います。
  • 発表者と聴講者が距離が近く感じられました。 質問等がしやすかったです。
  • 一方通行ではなく、双方向でやり取りできてよかった。複数並行ではなく1発表づつだったので全部参加できたし、結果的に1コマに50人以上の参加がありよかった。事務局、企画担当のみなさんの努力に多謝。「ポスターセッション」は位置づけ、テーマの選択基準に一考の要ありだと感じました。
  • 最後の名称変更の議論はオンラインでも十分議論ができたと感じました。会場がいらないため、もっと頻度を上げて開催することもできると思います。各研究会でのオンライン化も期待しています。
  • 全体的にとてもスムーズに行ってよかったと思います。お疲れ様でした!
  • 全体に運営・議論の方向付けがしっかりしていて良かった。
  • 懇親会で行われた討論などはとてもよかったと思います。対面よりオンラインの方がむしろよかったと思われる側面もありました。司会の方、スタッフの方の準備及び采配がよかったせいもあると思いますが、真面目な討論や研究発表にオンラインは向いていると思います。
  • オンライン開催ありがとうございました。 このスタイルによって、社会的障壁を感じている学会員や非会員の方が研究発表会により参加しやすくなると強く感じました。 また、この取り組みは時差や距離をこえて、世界中の若手研究者とつながる機会も創出できるように思います。非会員だとしても、参加費を払えば研究発表が可能になっていけば、SCMSやAASなどで活躍するアジアのメディアを研究する若手研究者同士を結びつけ、学会の活性化を期待できると感じました。
  • 時間や交通費の理由で参加できない場合は、現地報告とライブとの両方をやると助かります。
  • 地方に住んでいる人にとって気楽に参加できる、他の仕事の間に参加できるなど、メリットがあり、考えていた以上、集中して聞くことができました。今後、大会や研究会で部分的にでも取り入れていただけるとありがたいです。
  • 東京都と関西(の一部)以外の研究者にも光が当たるように学会が運営されることが望ましいと感じております。部分的にでもオンライン開催であれば、ゆくゆくは海外在住の研究者とのコラボレートも見えてくる点に、やはり希望があります。
  • 学生にとって交通費はいつも問題になっていたので、これからオンライン参加という選択肢があれば大変ありがたいです。そして運営に関わる方々に対して感謝いたします。
  • ご準備、ご設営くださった委員会の皆様に感謝申し上げます。育児のため、リアル開催であれば参加が困難であった今回の大会に、自宅にいながらにしてご発表を聴講できたことは有難いことでした。
  • オンライン大会の開催にお骨折りくださった方々に厚く御礼申し上げます。聴講する側としてはたいへんよかった、便利であったという印象です。リアルの会合のよさ、人と会って話すよさはいまさら言うまでもありませんが、子育てがある人、移動距離が長くなる人などからすると、オンラインでそん色ないということは、本当に便利だと感じました。発表する側からすると、下山さんが「よかったら顔を見せてほしい」とおっしゃっていたとおり、聞く側の顔が隠されているのは精神的に負担かもしれず、そのような問題もあるのかもしれませんが、オンラインの長所をさらに追及するのが良いと感じました。
  • 大学を会場にした年2回の大会の形は改めてよいと思います。財政難だそうですし。その代わり、2時間ぐらいの研究会や講演会などを、頻繁に行ったらどうかと思います。各研究部会が動くか、誰でも手を挙げれば開催できるようにしたらどうでしょう? これを機に、学会も変わるべきだと思います。名称変更よりもこちらの方が喫緊の課題のはずです。
  • 今回はトライアルであっても無料とせずに、ディスカウント1,000円、2,000円でも徴収すべき。参加する(した)会員はおそらくそうであっても払うでしょうし、無料でないから参加しないという会員よりも大事にすべきだと思います。また人数は少なくとも50,000円、100,000円の収入を導くことで少しでも、強調している財政難に対処している顔が見えるのではないでしょうか。また財政難なら会費の増額でのシミュレーションが全くでてきませんが、それらを含めてまだまだ財政難に対処する方策がでていないように思えます。一例をあげると、大会をオンライン化すれば、大会経費約200万が浮きますよね。(個人的に上記のとおりですが)。研究会全オンライン化=このほうがやりやすい=すれば、理事交通費、会議費などかなり関係諸経費は節約されるし、事務局人数は通常の最大2人までにすれば、半額になりますね・・・。
  • 学会費不足が話題になっていましたが、すべての会議をオンラインにしては?
  • オンライン発表会・会議の活用をもっと検討すべき。多くの費用をかけずともゲストや参加者の幅を広げることができるかもしれない。また、理事会や委員会でも交通費の出費を節約できるかもしれない。
  • オンライン発表会/研究会等により、実際の会場確保や開催校と参加者の経費が少なくなり、かつ相対的に成果が大きくなる方向性が出てくるようであれば変更ものぞましいことだ。あと数回の試行をしつつ決めるのが良いだろう。
  • 発表の司会・進行については過不足なく行われ、参加者及び発表者として特段問題はありませんでした。一方、今後オンラインを併用していくのであれば、(1) 同時性を生かして遠隔地からでも参加できるシンポジウム、(2) 学会の広報ツール及び活動宣伝アーカイブとしての録画公開、の二つの方策があり得ると思います。それらの維持・管理については人的・経済的資源が必要になりますが、シンプルでより効果的な手段として活用法を考える必要はあると感じました。
  • このような形での開催を実現いただいたことに感謝申しあげます。発表や会議についてはほとんど問題なく、むしろ開催校と離れたところの会員も参加しやすいというメリットは大きく思います。 大会について ただしZOOM等はハイブリッドで行うことを前提としていないので、会場とZOOMを併用することが難しく、会場を撮影するカメラが必要であるなどの技術的問題、あるいはその場の緊張感を共有しづらい(リアル会場があると、どうしてもオンライン参加者を軽視しがち)などの問題もあるでしょう。 教員の業務増による開催校への負担も考慮すれば、交互に開催も検討してよいのではないでしょうか。 研究会について オンラインでの研究会・会議は進めるべきであると思います。懇親会席上でもありましたが、部会ベースの研究会が地域や研究室の指名で固められている印象もあり、参加しづらくなっていることへの解決策にもなると思います。
  • とても興味深い内容でした。日頃はなかなか大会にも研究会にも参加できないので、大変助かりました。様々な刺激を受けました。なかでも、午後の共同研究の最後の方の発表は内容も発表の仕方も素晴らしく感心しました。私は、元マスコミ勤務で現在大学教員をしております。学生もほとんどテレビを見ず、ネットから情報を得ている時代に、広く「日本メディア学会」という名称にするのはとても良いと思います。また、会員を増やすために、「入会条件として2人の会員からの推薦が必要」というのをやめたらいかがでしょうか。 次回も楽しみにしております。
  • いつもは他の会場に行ってしまうので聞けないような分野の発表が聞けてよかったです。最後の学会の名称や今後の在り方についてのディスカッションは、様々な世代の意見が聞けて有意義でした。なかでも、若い方や留学生の発言に納得しました。回答では、日本メディア・コミュニケーション学会がよいと書きましたが、日本メディア学会として、英語ではJournalism, media, communication などの説明を加える案に納得です。
  • 土曜日で子供が家にいたため、集中して参加することが難しかったです(イヤホンを取られる、キーボードをたたかれる、遊んでとせがまれる)。結局、途中から参加したり、抜けたりになってしまいました。それも含めてオンライン参加の気軽さはありますが。。。オンライン開催を行うのであれば、土日にこだわらず平日の開催なども検討していただけるとありがたいと思いました。小規模な研究会は気軽に集まれるオンライン開催が向いているのではと感じました。
  • 対面的な学会・研究会のメリットのひとつは、報告・質疑応答後の「名刺交換・雑談」にあると思います。オンラインでも、ブレイクアウトを活用するなど、それに近いことが実現できけばと思います。
  • オンラインで出来ることは積極的に取り組むべきだと思います。今後もお願いします。ただ、リアルの現場でしかできないことがあるのも事実です。(個人的には研究から離れ、メディアの現場におりますが)30年以上前の院生時代に、それまで本でしか知らなかった先生方と知り合えるのは、年に1回、2回のマスコミ学会でのことでした。知り合い同士はオンラインでも意見交換はできますが、初対面ではまだまだ難しいと思います。若手研究者の育成の場の一つとして、リアルな大会もゼロにはしない方向でお願い致します。
  • オンライン発表を積極的に活用すべきだと思うが、研究会などでの交流もまた、研究者にとっては意味があるものであるので、あまり傾斜してしまうことには若干の危惧の念をもつ。
  • 一般発表について、その成果のかなりの部分はオンラインでも再現可能と感じたが、発表者と聴衆のインフォーマルなやり取りを横から伺い知るような微妙な成果に関しては、オンラインでは再現が難しいように感じた。
  • 大会会場で直接、(予期せぬ偶然も含めて)人と会い、そこから先々に発展することがあるという機能を考えると、懇親会も含め、やはりリアル会合は重要かつ貴重な機会なのだなと、今回のオンライン大会に参加し改めて感じました。一方、交通費や移動時間の都合等でリアル参加が難しい場合の救済策として、部分的なオンライン参加も今後検討されてよいと思いました。今回初のオンライン大会の実施にあたり、ご尽力された事務方の皆様に感謝申し上げます。
  • 司会進行などスムーズだと思いました。オンライン発表会は遠方の研究者も気軽に参加できる点に利点があり、断片的に行われる少人数の研究会への参加を促すことができるように思われますが、これを大勢の個人間の交流や議論の場として恒常的に機能させるのは難しいと感じました。そのため、大会は原則として現地開催が望ましいと考えます。
  • 発表者の声がやや小さくて聞こえにくい時があった。たぶん通信環境の差もあり、発表者自身では気づきにくいので、司会者等が指摘されるとよかった。
  • zoomチャットを通して発表者個人とコンタクトする方法がまだちょっと浸透していないように思えました。学会開始前に一度、コンタクトの方法を共有した方がいいかもしれません。
  • やむなくアルバイトの休憩時間中に間歇的に参加することになってしまったが、このような途中入退室をそもそも許容すべきかどうか、許容するとして画面表示はどのようなものであるべきか、という論点もあるかと思えた。
  • 事務局のみなさま、ご苦労様でした。
  • 回答期日を超過してしまい、大変申し訳ございません。可能であれば集計に含めていただけますと幸いです。