日本マス・コミュニケーション学会 優秀論文賞について

日本マス・コミュニケーション学会は2001年から、会員の将来性に富む優れた研究論文(機関誌『マス・コミュニケーション研究』掲載)を顕彰するために学会賞制度を設けています。隔年で授与者には賞状と副賞(3万円)、記念品(第3回から)が贈られます。

※所属は受賞当時のものを記載しています。


【第8回受賞者(2018年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

梅田拓也

東京大学大学院

「社会理論とメディア研究:ニクラス・ルーマンのマス・メディア理論の再解釈」(92号)

太田美奈子

早稲田大学大学院

「青森県下北郡佐井村における初期テレビ受容」(92号)


【第7回受賞者(2016年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

大塚一美

山梨学院大学

米国における防諜法と取材報道の自由(86号)

福永健一

関西大学・院生

『ラジオの声』の生成史 -1920年代米国のラジオにおける声の経験についての考察(87号)

山森宙史

関西学院大学・院生

『コミックコーナー』の社会史 -1970-80年代の小売書店空間におけるマンガの市民権の成立過程(87号)


【第6回受賞者(2014年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

松永智子

東京経済大学

英字紙読者の声−ジャパン・タイムスと浅間丸事件(1940年)(81号)

緒川直人

東洋大学

明治中期迄の写真舗顧客と写真蒐集家斎藤月岑−写真の大衆化の「受け手」論的一考察(82号)

白戸健一郎

京都大学大学院・院生

満州電信電話株式会社の多言語放送政策(82号)


【第5回受賞者(2012年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

長崎励朗

京都大学・院生

戦後音楽運動における教養主義の変容(77号)

山本昭宏

京都大学・院生

科学雑誌は核エネルギーを如何に語ったか—1950年代の『科学朝日』『自然』『科学』の分析を手がかりに(79号)


【第4回受賞者(2010年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

柴野京子

東京大学・院生

書棚と平台—近代日本における購書空間の形成(73号)

小林聡明

大阪市立大学

VOA施設移転をめぐる韓米交渉—1972年〜73年(75号)

光岡寿郎

東京大学・院生

なぜミュージアムでメディア研究か?−ロジャー・シルバーストーンのミュージアム論とその射程(76号)


【第3回受賞者(2008年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

堀口 剛

東京大学・院生

戦時期における岩波文庫の受容——古典と教養の接合をめぐって(72号)


【第2回受賞者(2006年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

山腰 修三

慶應義塾大学・院生

「新自由主義」に関するメディア言説の編制 ——朝日・読売両紙における電電改革報道(一九八二・一一‐一九八五・四)を事例として(67号)


【第1回受賞者(2004年度)】

氏名 所属 論文タイトル(掲載号)

水野 剛也

文教大学

日系アメリカ人仮収容所における新聞検閲‐収容所規則と新聞検閲の一般的特徴(61号)

山口 誠

関西大学

「聴く習慣」、その条件‐街頭ラジオとオーディエンスのふるまい(63号)

是永 論

立教大学

映像広告に関する理解の実践過程‐「象徴」をめぐる相互行為的な実践(64号)

(『マス・コミュニケーション研究』掲載号順)

以上


【参考】日本マス・コミュニケーション学会優秀論文賞規定